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2012年1月21日 (土)

身近な人がうつ病になったときの接し方

身近な人がうつ病になったときの接し方についてのコラムを見つけましたので紹介します。

私自身は、うつ病の方と直接に接した機会はまだありませんが、同業者の話では、債務整理のお客さんの中にうつ病にかかっている人が増えているようです。

以前、「うつ病の理解と対応」についての研修を受講したことがありますが、うつ病の人への対応として「しっかりして」「がんばって」という言葉は、よくないようです。
というのは、うつ病の方は「がんばりたいのにがんばれない」状態で苦しんでいるので、「しっかりして」「がんばって」という言葉は、かえって追い詰めてしまうことになるからです。
したがって、弱音を吐いたり悩みを打ち明けたりしたら、感情移入せずに冷静に話をじっと聞いてあげるのがいいようです。

【身近な人がうつ病になったときの接し方】
http://www.sinkan.jp/news/index_2447.html

映画化もされたコミックエッセイ『ツレがうつになりまして。』(幻冬舎/刊)は、超マジメなスーパーサラリーマンだった夫がある日「うつ」になり、その後の「うつ」との闘病の様子を描いた一冊として大きな話題を呼びました。
 実際、前日までバリバリ働いていたサラリーマンが急に会社を行く気をなくしてしまうケースはよく耳にします。そして、本人は無理をして仕事場に行っても、それまでできていたことが全くできなくなっており、落ち込んでしまうというサイクルが生まれます。

 『「うつ」とよりそう仕事術』(ナナ・コーポレート・コミュニケーション/刊)の著者である酒井一太さんも、その一人。「うつ病」と診断され長い闘病を経て復帰を果たしましたが、現在も寛解には至っておらず、抗うつ薬と睡眠薬は必要不可欠な状態だといいます。
 この本には、酒井さんの復職に至るまでの経験から、うつ病患者に、そして健康な方にもうつ病に続く坂道のストッパーとして活用できる考え方や心得が記されています。ここではそんな本書から、酒井さんの経験を通して身近な人がうつ病になったとき、復職に向けてのサポート方法をいくつかご紹介します。

■「ちょっと変だな」と思ったらすぐに専門科へ
 サラリーマンの中には少し熱が出たくらいで会社を休んでいられない、と考えている人もいます。同じようにちょっと心の具合が悪くても、無理して会社に行く人は多いのではないでしょうか。
 しかし、酒井さんは心の具合が悪いようだったら早期に「精神科」や「心療内科」に行くことを勧めます。自分が「うつ病」なのか「うつ状態」なのか、この微妙な違いを診断してくれるのは医者以外にはいませんし、100%ではないにせよ効果のある薬を処方してくれるはずです。身近な人も、いつもと様子が変だなと思ったら、早期発見、早期治療のために、早めに診療を受けさせてみるといいでしょう。

■復職に向けて家事から始めてみる
 「うつ病」と診断され、休職します。その後、医者や自分の心、家族などと相談しながら復職に向けて動き出しますが、復職してもよいかどうかを判断する目安は曖昧だと酒井さんは述べています。
 そんな酒井さんの経験で、一番ショックだったことが、物事の段取りが組めなくなったことだったそうです。家事をやりたいのに、その手順がわからなくなってしまったのです。「掃除機をかける」という単純に思えることもできない。そこで酒井さんは抗うつ剤が効き始めて少し動けるようになると、もう一度「家事」をしたそうです。お皿を洗う、洗濯をするなど、少しずつ段取りを覚え直していく。
 また、家族はそうしたことをすすんで行わせるためにサポートすることが大切です。ちなみに『ツレがうつになりまして。』には、「うつ病」にかかったツレさんも家事がやりたいといい、家事担当になったエピソードが載っています。

■「無理しない」というアドバイスはNG
 ついに職場に復帰、しかし家事と同様にできなくなっているのが仕事。「こんなはずじゃない」と自分と責めてしまう場面もあるはずです。
 そんなときについ周囲の人がかけてしまうのが「無理しない」という言葉。しかし酒井さんは、この言葉は「うつ病」を患っている人間にとっては悩ましいアドバイスだと語ります。なぜなら、一般的に仕事ができるようになるために、現時点での自分の処理能力を超える負荷がかかる仕事をしないといけないからです。
 つまり、仕事は「無理をしなければ」できるようになりません。しかし、無理をしている中で「無理をするな」と言われるとガクッときてしまうのです。

 「うつ病」が社会的に知られるようになり、「うつ」という日常生活でも使われるくらい言葉は定着しました。しかし、酒井さんは、見た目に変化が現れるわけがないため周囲に気づいてもらえず、「やる気がない」「怠けているだけ」「甘えている」というようなレッテルを貼られて、気持ちが追い込まれていってしまうといいます。
 本書は「うつ病」を患っている人に向けて書かれていますが、それは同時にサポートをしている家族や身近な人にとっても知っておくべき大切なこと。誰がいつ「うつ病」を患うか、誰もわかりません。だからこそ、そのときための対応法を知っておくべきなのでしょう。

(201.1.19 19:00 新刊JP編集部)

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