最高裁判所裁判官国民審査
来週27日に衆議院議員総選挙が実施されますが、この投票に併せて実施されるのが「最高裁判所裁判官国民審査」です。
この制度は、憲法79条に基づく制度であり、既に任命されている最高裁判所の裁判官が、その職責にふさわしい者かどうかを国民が審査する解職の制度です。
最高裁判所の裁判官は任命された後に初めて行われる衆議院議員総選挙の投票日に国民審査を受け、この審査の日から10年を経過した後に初めて行われる衆議院議員総選挙の投票日に更に審査を受けます(その後も同様)。
最高裁判所裁判官国民審査では、審査を受ける裁判官の氏名が投票用紙に印刷されていて、辞めさせたい裁判官がいれば「×」を記載し、辞めさせたい裁判官がいなければ何も記載せずに投票します(「×」以外の事項を記載した投票は無効です)。
「×」が記載された票が、何も記載されていない票の票数を超えた場合、その裁判官は罷免されます。
今回は6名の裁判官が審査対象になっており、各々の裁判官の略歴・最高裁判所で関与した主要な裁判・心構えについては、下記のリンクをご参考ください。
https://www.pref.osaka.lg.jp/documents/94668/sinnsakouhou.pdf
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