名物馬主として知られる関口房朗氏の所有馬が差し押さえられていたとの記事が掲載されています。
関口氏の本業は人材派遣会社の経営であるが、昨今、人材派遣業も厳しい状況にあり、かつては“ミスター大盤振る舞い”とも呼ばれていた関口氏も例外ではなかったようです。
競走馬の差し押さえというのもはじめて聞きました。
JRAの規定によると「差し押さえを受けている馬は出走できない」ようです。
競売などで早いところ買い手がつけばこの差し押さえも功を奏すといえますが、時間がかかるようだと債権者にも競走馬関係者にもダメージが大きいでしょう。
【フサイチ冠名の…関口氏所有馬差し押さえ】
http://www.nikkansports.com/race/news/p-rc-tp0-20100314-605824.html
フサイチの冠名で知られる関口房朗氏(74)の所有馬フサイチセブン(牡4、栗東・松田国)とザサンデーフサイチ(牡6、同)が12日に大津地裁に差し押さえられたことが分かった。
フサイチセブンは関口氏が00年に米G1ケンタッキーダービーを制したフサイチペガサスを父に持つ良血馬。10日に船橋競馬場で行われた統一G2ダイオライト記念(1着賞金4000万円)で重賞初制覇を決めたばかり。現在は裁判所の管理下に置かれており、JRAの規定によると「差し押さえを受けている馬は出走できない」ため、競売にかけられるなどして、新たな馬主が決まるまではレースに出走できない。
両馬を管理する松田国英師は「今は2頭とも放牧に出ています。どうこう言える立場ではありませんし、推移を見守るしかありません」とコメントした。
関口氏はここ数年、自身が経営する人材派遣会社が不振で資金繰りに苦しみ、所有する多くの競走馬も手放してきた。また、1月25日には競合禁止義務に違反したとして、裁判所から契約金5億円の支払いを命じられていた。関係者は「六本木ヒルズは出たが、今は都内の一等地に住んでいるはず。最近まで連絡は取っていたけど、今はどうしているのか…」と心配していた。
(2010.3.14 9:02 nikkansports.com)
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